あえて誰もが好きなラーメンについて。スッポコ谷では、ラーメンを食べるのも、必死です。
美味いラーメンといっても、すぐには食べられない。だからラーメンに対するアコガレも、なお強くなる
青蘭(セイラン)が出すラーメンは、見た目もシンプルで味もごくあっさりしているのだが、なぜか、また食べたくなる味を持っていた。
フードライターの赤松(片桐仁)は、食レポで、キリギスに旅行中、行方不明になり、高原で、息絶えて死ぬ手前であった。
だが、そこで、青蘭のラーメンを急に思い出しあのラーメンを、また食べるまでは死ねない!とまた歩き出した。
キリギスの人に助けられて3年後に日本に帰国する。
その頃、二人の高校生(中村ゆかり、葵わかな)が、青藍でラーメンの修行を始めていた。卒業後は、日本一のラーメン屋を作るぞと意気込む。
この二人彼氏を取り合って、自殺未遂などしていた。高校卒業後は何をするかも決めていない。
こんな性格や体質の違う二人が組んでラーメンをやってやろうと修行に奮闘する。
体質もおおいに関係がある。旺盛な食欲、美味しい食材を受け入れる体質も重要。
元々地元の人に人気のあったラーメン屋で、ゆかりの祖父母の店であった。祖父の指導を忠実に頑固に守ること。「美味しいと笑顔で作ったラーメンは客が食べてもうまいんじゃ。
つまらん気持ちで作れば、おかしなものができる。ラーメンとは不思議な食べ物じゃよ」
そこに、キルギスから帰国した赤松が帰国し、高校生の二人が作ったラーメンを食べる。
塩はキルギス産の岩塩(薄ピンク色)が使ってあった。「ああ、この味だ!」
感動した赤松は青蘭のラーメンとキルギス体験記を本にして出版。
たちまち小さなラーメン屋は人気店になり行列ができる。
高校生たちのラーメンは世間に通用したらしい。