とうとう最終回までこぎつけたこのドラマ。黒川副社長に大抜擢されて、ある部の主任のような立場になった桜である。張り切りすぎてより良いものを作ろうとするあまりに、サクラに指導される部下たちは働かされてヘトヘトになっていた。そんな様子を見て同期たちは心配し始める。
黒川にただ担がれているだけだとは知らないサクラ。良いものが作れるならそれでいいではないか。そんな風に考えていたのだ。周りが見えなくなるくせのサクラとは違って、
同期たちはそれが見えていた。
黒川は社員をどんどんリストラし始めた。そして次には社長を追い出して自分が社長に収まってしまった。そしてまた次には他の会社と合併すると言う大きな賭けに出ていた。
サクラの先輩であった女性がリストラに遭ってしまった。桜は自分のほうをリストラにしてくださいと言って、黒川社長に迫った。
辞表を出したサクラはまた元の木阿弥に帰ってしまった。だが同期たちはその友情は変わる事はなかった。
サクラをなんとか助けようとみんなで集まった。
サクラはこの仲間がいる限り何かやっていけるのではないかと心から信じるのだった。
そんな時以前に就職の話がまとまっていた社長と出会う。今フリーだったらうちの会社に来てくれないかと頼まれるのだった。人々に喜ばれるものが作りたい。そんな気持ちを持った社長と桜は気が合うのだった。
桜の花は、散って、冬には何もないように見えるが、春になればまた美しい花をつける。
サクラという名前にはそんな意味があるのだった。