スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

see hear love 山下智久

シンジとヒビキの物語。 初めて自分の漫画が、単行本のコミックになったシンジだが、突然目の病気になり自暴自棄になってしまう。

そんなシンジのところに耳の聞こえない響きという綺麗な女の子がやって来る。お互いの障害を埋めあって助け合う事になり、死のうとしていたシンジの心も日々癒されてゆく。ヒビキによって、生きる希望を持ったシンジは、もう一度 漫画を描こうと思っていた。だが、ついに、彼の時間も尽きようとしていたのだった。 響きは聞こえないのだが、シンジの好きなシューマントロイメライを弾けるように練習するークリスマスの日、雪の降る東京の街で、ヒビキと出会って、お互いの存在を確かめ合った公園にシンジは最後の力を振り絞ってたどり着き、1人ベンチに座っていた。それは彼の命懸けの彼女へのメッセージだったのかもしれない。

彼は雪の中で、夢見ていたような顔で息絶えていた。美しい彼女は冷たくなった彼を抱きしめて泣いた。

死してもなを美しい山ピーの横顔であった。