スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

窓ぎわのトットちゃん   黒柳徹子著

コレは大当たりを取ったトットちゃんという小さい子供の話である。筋書きは覚えていたので、タカを括って英語版を買って読むことになった。だいたい読めるだろう。内容は分かっているんだもの!読み進むにつれて、ロッキーという飼犬が出てきたりして、覚えていないことも多いことに困惑している。駅の切符切りの駅員さんに、キップを出し渋り、キップを集めたいと思うトットちゃん。

トットちゃんは入学以来いつも先生の邪魔してばかり。窓の外のチンドン屋さんを呼びつけて演奏して貰った。皆が席についても1人だけ窓際に立っているトットちゃん、実は次のチンドン屋さんがくるかもと思い待っていたのだった。ツバメと話してばかりで、勉強に無関心、日の丸旗の絵を描かせれば、画用紙からはみ出して、旗のポールまで書き添えて、なぜかフリンジも書き添えて、机中が黄色のクレヨンでグチャグチャになるのだった。そもそも日本国旗に黄色はない。机の蓋がとてもお気に入りで、いつまでもパタパタと開閉し続けるトットちゃんであったーその繰り返しの素早くうるさい動作についに ねを上げた担任教師であった。校長先生に、あの小娘を何とかしてくれと願い出た。そしてたったの1週間で退学の知らせが家に届く。お母さんは担任と会い、変なことばかり聞かされる。隣の教室にも被害が及んでいると聞かされた母親は、ついに、トットちゃんを他の学校に通わせる決心をするのだった。

自由が丘駅から降りると、その学校はあるー今で言うフリースクールのようなものだったのだろう。身体の障害のある子供達もそこにはいたのだ。トットちゃんは、この不思議な学校で、伸び伸びと成長してゆくのだった。

母親の心配は多岐に渡っており、苦労が尽きなかったが、毎日喜んで自由が丘の学校に通うトットちゃんを、心の中で応援し続けた。

早く日本語版が手元に届かないものか  やはり少々不便である。