ここんところ毎日暑いんだけど、この様な暑い夏は、数年前にもあったぞ。暑さでか冷蔵庫が壊れて、買い替えた夏のこと。7時ごろに起きて朝食作っていると、ウッと暑くなって、毎朝エアコンつけていたっけ。冷蔵庫を買い替えていた家も数軒あった。
田舎の中で、エアコンもあまりかけずに暮らして来たと言うのに。その年は朝からどうにも我慢できなかった。買い物は、スーパーの9時の開店時間に駆け付けて買い物済ませ、もう10時には暑くて外出も難しかった。
庭では、ドンドンつる草が溢れ、どんな木にも蔦状の植物が絡みついていた。
畑の草刈りの後は、体に火がついた様に熱くなり、車で帰宅中も、信号が待ちきれず、信号無視して怒られた。
晴天が何日も続き、洗濯物は午後にはカピカピに乾いてくれた。近所の井戸水は涸れてしまったと聞いている。
夏休み最後の日、昼過ぎに突然大雨が降って来た。ザーザーとものすごい音で、人間の会話も聞こえなくなった。
だいたいこの地方では、お盆後に大雨が降るのだ。しかも午後に天気が急変することが多い。
どんなによい天気でも午後の外出時は傘が必須である。
十年ぐらい前から、いやもっと以前からか、南北の極の大きな氷が溶けていると言う報告や映像をよく見る様になった。50代の時には、あと数十年すれば、私は年とってババアになり、しかも暑さで焼けこげて死ぬかもと言う気がしていた。
両親は良い時に旅立ったと言える。この様な地球を体験せずに済んだ世代であった。コレらの暑い地球は、人間のみか、植物にも変化が現れている。
今年は木にはたわわに実が成るし、特に南の果物の金柑、スダチなどドッサリだ。北の植物は肩身狭く耐えるしかないのだった。
万両も槙の木も、ヤツデも、子孫を残そうと、あらゆるところに種を芽吹かせるので、特に、ツツジの下などから南天、槙、万両などが生えていると気付かぬうちに大きくなるので、こまってしまう。原野によく生えている雑木も図太く生えて来るのだった。ヘデラの斑入りのやつが庭のあちこちに増えていた。コレは私が以前鉢で育てていたものだ。挿木で増やして数個の鉢を持っていた。コレが大きなミスであった。ツタ類は、冬に花が咲き種をつけ、あちこちに散らばるのだった。鉢は売り物のためだったから余計に罪深く情けない。