スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

双葉荘の友人  2016年

あのう、わたしゃ、何でか知らんが、市川隼人が面白うて好きなんじゃ。あの癖濃い顔は、おちょくるのにもってこいってことか。そんな悪意持ってないよ。どっちかと言うと、あっさり系のピリッとした目つきの人が好きな筈なんだが、ナゼと言うことだろう。

結婚して間もない風な32歳の夫婦がテラスハウス双葉荘のに引っ越してくる。テラスハウスとは、作りが統一されていて、長屋と同じ意味だと言う。少し格安になる。

その一つに共稼ぎの夫婦がひっっこして来る。妻は編集者、夫は舞台監督、兼ライターであった。

仕事が忙しく、二人はすれ違いが多くなっていく。特に妻の編集会社はゴタゴタが続き夜勤の様な状態になることも度々あった。

そんなところに夫の市原には見えなくても良いものが見えだす。

ある画家(中村倫也)が出て来ては、何か言いたそうに市原を見るのだ。

妻は幻覚だと決めつける。この頃には、夫婦の亀裂はもとに戻らない迄に広がっていた。

お隣に住んでいる上品でとても親切な女性がいたが、時々温かいご飯を作っては、忙しい二人にもってくるのだった。ひとりぼっちで寂しいのだと、夫は単身赴任で、長く帰らないとのことであった。

 

この様に、人には見えない幻覚の様な幽霊物体が浮遊してあらわれるという怪奇現象は時として、面白い結果を招く。

最後は幽霊が取り持つ縁で、二人はヨリを戻し、再び再生を誓うのだった。

やっぱ日本映画はしっくり来てイイね〜。