天才キッズやヤングの特集を見た。エレキギターの上手い兄妹とかドラムの上手い女とか、d j
の早回しとか、世界一を取ったような面々が揃った。あと、エレクトーン天才少女もいた。
しかし圧巻は、何と言ってもソラキという青年の踊りである。何かフリーダンスの世界大会で優勝している。彼は努力の人らしい。
全くそう見えないが、そうらしいー努力するという姿は地味だけど素晴らしいよね。ーその練習の積み重ねで今日がある。彼のダンスはあまり見たことがない様なブレイクの様でブレイクでもなく、型にはまらない彼独自の踊りである。彼もまたそれを持って良しとしている。とても早い動きがあり、波打つ様なクネクネがあり、自由自在に動くことができる彼。音に合わせて即興のダンスが自然であり一番シックリ来るという。顔が何故か名作「天井桟敷の人々」の主役のピエロ役ジャンジャック バローにも似ている。
彼は大戦中にムーンウオークを完成させている。バローは、フランスの芸能の頂点に立っていた人物だ。
スッポコは、いつでも身体を使ったダンスの様な表現するものが好きだ。フィギュアスケートも好きだった。日本舞踊も良いし、勧善懲悪の能も好きかな。僧が出てきて呪われた大蛇とかを念仏を唱えて成仏させるやつよ。とか、高砂の松の精が、翁と嫗に化けてでてくるやつもユルリとした時間が特別にしつらえてある。
ただ機会がなくて踊ったりはできないのが寂しいが、見ているだけでも結構体にいいものだ。
エレクトーンの少女は作曲していたが、よく聴いていなかったーもっと真面目に聴きたかった。何か花の歌の様な題名で神秘的な曲を作って弾いていた。聞く人も本人も感動してシーンとしてて、それが凄いと思った。
世界には色々な人がいるもんだ。