社交ダンスの大会に向けて、ダンス教室では、練習が繰り広げられていた。その中のエースは優勝候補の若い男であった。両親も彼に期待していた。必ず優勝してほしい、優勝させたい。させるんだ。といった意気込みのママであった。ママは、過去、優勝寸前までいったダンスの名人であった。ダンスの先生をしている。
パパは、なんかのろまな男でダンス教室の雑用係。
過去においてスーパースーターだったペアーたちも今はアルコール中毒で立っているのがやっとのような人になっていたりで、混乱していた。
まあ、社交ダンスというのは、特殊な世界なのであろう。特殊な衣装、特殊な動きのダンスにも
色々約束事があるようにみえるが。だからこそ、ハマるとおもしろいのだろう。
若者は、社交ダンスのフロワーで、突然現代的なダンスを始める。皆が唖然とするなかアクロバティックなダンスでブーイングをうける。これは規則違反か、始まって以来の事故であったか。
そんな中で、パンパシフィックの大会に向かって新しいペアを組むことになる。
若者は、一番目立たない女を選ぶ。彼女は、実はフラメンコの血を引く家の娘であった。
相手がちょっと悪かった。しかし彼は彼女の家で本物のフラメンコを習い感激に浸り、大会で、これを踊ろうと心に決めた。しかし、これは社交ダンスだろうか。フラメンコの大会ではないのに。
スッポコにはここが、どうしても納得が行かずに、困ってしまうところである。
この映画はなぜこんな風になっていくんだろう。監督は、何が言いたかったのか。すっぽこにはわからない。
突然、変な踊りをやり出すのは、この若者のに始まったことではない。じつは彼のパパもおなじ誤ちをを過去にしていたのである。パパはすごい踊り手だったのに、突然誰も見たことのない様なステップをやっていまい、ペアーを解かれて、この世界から追い出されたという過去があった。
パパはすっかり失望して世捨て人のようになったのである。本当はすごい才能のある人だったのに。
コレが元になって、息子には、正当な踊りで、優勝してほしいというのがママの願いであった。
決してパパのようにはなって欲しくない。パパの轍を息子が踏んではいけない。ママは強くそう思っていたのだが。
大会の当日、息子は例のフラメンコ娘と組んで、フラメンコをおどりだした。
これはまずい!会場は緊迫した空気に包まれ、騒然となった。
しかし息子は、失格となっても踊り続けた。
会場も総立ちであった。フラメンコおそるべし!っていうか、別にフラメンコが嫌いなわけではないのですが、どちらかと言えば好きな方ですが、
ただどうにも釈然としないのですよ。
何とかしてくださいよ!