beauty and the beast: アニメで見たものの次々色々な版が出ている。やはり実写はそれなりの功がある。
魔法使いの学校の生徒だったエマ ワトソンが、美女のベルという女の子の主役。時々、生活に疲れた気苦労な女の様な表情を見せるのが面白かった。わざとじゃないのだろうが、ロウタケタって感じ。ベルという女性は本ばかり読んでいる変わり者として村人とは距離感があるのだった。これ、コクトーのことたと思われる。この時代、女性は文字のある本は読まないし、家事労働で手一杯だった。コクトーは何を血迷って、そんなヒロインを造ったのかな。本ばかり読んでいると、体も弱くなるし、結核にもかかるだろう。逞しく生きて欲しいーそれも人間の勤めであろう。
the beast の方は元 王子らしく控えめな感じで上品にやっていて好感が持てた。日本語の吹き替えも山﨑育太郎とあって、歌がうまいよ。
悪者役のガストンはどこか抜けた感じあり、追従者の ル フウは 役者も良いし、吹替(藤井隆)も良かった。みんなうまいなあ!
悪評プンプンの中、私はこの作品に、マルをあげたいな。
ただ、主役以外の歌をもう少し盛り上げてもよかったのに、もの足らなさが残った。ドレスもアニメの方が派手で、美しかった様な記憶がある。歌は日本人の執着心がすこし足らないのね。