天才ハッカーとして大きな企業や、最後には国の機関にまでサイバー攻撃をやるようになる青年ベンヤミンと、そのチーム。
学生時代は皆から無視され、いじめられて孤独であった若者だったが、ネットを使った犯罪紛いの男と知り合い、その仲間となってからは、孤独も紛れ、その本性、天分を存分に表わすようになる。
チームでピエロの仮面を被り、本当の顔を隠した。
世界を席巻する有力な匿名ハッカーチームと競い合うようになり、お互いに、その本当の顔を暴こうと必死になったり、どちらが、より難しい場所に入れるかを競うようになる。
騙し騙され、負けると、悔しがって、怒りに震えるのだった。
未だかつて誰も入ったことのない政府機関の建物にはいり、ネットを操作している時、ついに、捕まったベンヤミン。
この時も彼は冷静に判断し、政府側を騙すのだった。まんまと、政府は引っ掛けられた。
無事に、逃げ出したベンヤミンとその一味は、手に手を取って、世界一のアノニマスとなったのだった。