スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

背徳小説  1994年   ティント ブラス監督(イタリア)

教授の夫は、まだ若くて、教え子たちと遊び放題だった。

教授は教え子たちを実験的に裸にしていろいろなことをさせていた。これは彼の研究ということであった。

 

妻は暇を持て余して、悪いことばかり考えている。

結婚式のその日から、実は、夫の父親と出来ていた。化粧直しの花嫁の部屋に押し入り思いを遂げたしゅうとであった。それ以来、何度も密通していた妻であった。

それでも物足らず、妻は夫を挑発的な態度で誘い出す。お父様がしたようにして欲しい。

夫はそれに気がつき欲望はますますエスカレート。親父に負けてはならぬと、妻を別室に呼んでブラインドを下ろして

父親とのことを聞くのだった。

乱れた家族関係、それは、アブノーマルな背徳と言うものだろう。そしてそれは最も甘い蜜の味がするのだった。

美しい妻は、長い金髪を巻きながらなびかせ、迫ってくる。

 

このティント監督、なかなか考えている。

過去、カリギュラの映画を撮り、その他諸々エロス路線の巨匠と呼ばれる。おん年88歳。

どことなく物語があるところが、安心する。