何というか、意外にも!ちゃんとした常識が有る様な映画であった。
ヴェノムという異星生物は、確かにグロテスクできみ悪い怪獣の様な生き物だが、それに寄生された主人公の男には、愛があり、勇気あり、仕事ありのごく常識的な人間であったのだ。
一方、この地球外生物を追い求める野心家の科学者。
この科学者、博士は、製薬の利益で、財団を立ち上げ、この異生物を使って、人間に寄生させ、地球を我が物にしようと企む狂気の人間であった。
博士はホームレスや病人を実験台にして、次々と殺してしまう。この博士にも、ヴェノムは寄生してしまう。物凄い力を持った博士。
主人公の男も
物凄い運動神経を持って高いビルに登り、宇宙船を破壊し、物凄いスピードで走るのだ。
だが、力でははくしのゔぇのむにはかなわない。だが知恵と、愛の力で、博士の計画を破壊して、地球は助かる。
正義と悪が、はっきりと出ていて、分かりやすい構成であった。正義が勝つというのも、また昔からの常套手段であった。それが崩れた時は、やはり、作中の狂った科学者のようになるということだろう。過去の正義と、現代の進歩とが歩み寄るのは難しいと感じた作品であった。
なんかどっち付かず、中途半端やなあ!