スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

パリに見出されたピアニスト

起承転結のハッキリ出ているわかりやすい組み立て。パリの貧乏な青年マチューは音楽の天分があったが、レッスンとか受けられない環境に育つ。ある日、駅のピアノを弾いてたらパリの音楽学校の先生に見染められ、学校に入学させられる。其処で、音符からよめるようになって、先生のレッスンを受けて上手くなる。先生は自分の進退をかけて、彼の天才的才能に賭けて、信じた。

ピアノ国際コンクールに出るまでの腕前になり、激しいレッスンをこなしてゆく。だが、なぜか、親はそれを知らない。

とうとうコンクールの日が来たが、弟の事故で、大幅に遅刻してしまう。

代役が立てられたその瞬間に滑り込み、マチューはピアノを弾き始める。彼のピアノの音は、重厚なのに、軽やかで音もなく流れる水のようだ。

大きな拍手で、認められ、優勝する。

といっても、そんな夢のようなトンデモな話、実際は、こんなことは起きえないので、これはおかし過ぎだと目が覚めるスッポコであった。

演目はラフマニノフ何とか第一楽章、難しい曲であった。パリの活力ある賑やかさ、建築物の近代的美しさ、、たぶんポンヌフの橋などが美しい。カメラも上手く、ライトの使い方が効果的だった。