美しい作品。盲目の花売り娘に、大金をあげて、目が見えるようにしてやるチャップリン。
娘は目が見えないから、彼の手のひらの感触だけを覚えていたのです。
チャップリンは偶然にも、大金持ちの男を助けて、大金をもらったのだが、娘の家から出てくると、すぐに逮捕され、刑務所に。秋になって放免されて出てくると、元気になった娘が、街角で、小さな花屋を開いて繁盛させていた。
チャップリンのことを、物乞いと思い、コインを握らせる。
そのとき掴んだ手の感触で、お金を出してくれた人だと分かるのであった。
大金持ちのうるわしい紳士だと思っていた娘は、彼が、ボロボロの服を着たホームレスのような男だとわかって、二度びっくり。
この二人は、結ばれずに終わるだろう。そんな哀愁も感じる、人間をよくみて観察された作品だ。
街角の新聞売りの少年らも生き生きと描かれている。一度見ると、美しい娘や、ストーリーが、忘れられなくなるすごい作品となっている。
ただ私は何度も見ているので、もう見るのはよそうと思ったが、また見ちゃったので、バカだった。