スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

2019年  パラサイト 半地下の家族  ポンジュノ監督

なんか気乗りがしなかったが、なんとかやっと見終わった。薄暗い半地下に暮らす貧しい家族は、朝鮮には多くあり、格差社会が広がっていたー彼らに希望や未来はないので、いじけて生きるか嘘で嘘を固める生活をするかである。例えば、長男はオックスフォード大卒業した英才とか、娘はアメリカの大学で絵画と心理学専攻の才女となりすます。父親は外車も乗りこなすベテラン運転手。母親は高級家政婦といった偽装をして社長の家に雇われる。

地下での暮らしというものは、暗くかび臭いところに籠り、まるで、引きこもりのような人生にも似ている。長くつらい時間。

 

美しい家と美しい庭のあるお金持ちの家で順調にやっている4人。

 

パク社長からも気に入られて信頼され、仕事に励む。

しかし豪邸の暮らしの社長の家族にも、どこか危うげな苦労の影が見える。

長男のダソン?は落ち着きがなく、時々倒れて気を失う心の病気になっていた。

 

折しも広い庭では、パクの息子の誕生日会が盛大に開かれていた。

こんな日に、地下から地上に上がって来た地下人の男。気が狂ったように、人を刺してゆく。娘が刺され、倒れた。家政婦の母親は、焼肉の串で犯人を刺すー何がどうしたのかパニックな状態に。この男が臭いといったパク社長を運転手の父親が刺し殺す。

地下生活者の自分達をことを、ことあるごとに「臭い、臭う」と言いつづけていたパク社長を殺してしまう。もうこれで、オシマイ、オシマイ。おぞましい事件となる。

 

殺人者となった父親は、犯人の住んでいた奥深い地下へと降りてゆくのだった。もう地上には出てこられないかもしれない。

陽が当たらず、希望も夢もない、カビが生えた壁に囲まれた場所で何年も生きていけるのか。が疑問だ。半地下が、本物の地下室で、いきるはめに。

その後息子と母親は、生き延びたが、もう家族は崩壊していた。父親は殺人、姉は死亡。父親は、お屋敷の地下深くに隠れている。

 

息子は夢見る。いつか大金持ちになって、この屋敷を買い、お父さんを地下から救い出すんだ、と。

 

それはいつになるのか、誰にもわからない。

 

この映画は、何か胡散臭さプンプン、なのね。 結局何が半地下か、わからずじまいの尻切れトンボで

本当に悔しい思いをした作品でした。

 

 

 

パラサイト 半地下の家族(吹替版)

パラサイト 半地下の家族(吹替版)

  • 発売日: 2020/05/29
  • メディア: Prime Video