徐々の奇妙な冒険の第4章からの、ドラマ仕立て。
高橋一生主演の漫画家が、奇妙で、不条理な問題や事件に関わってゆく。
編集部からの原稿取りの役はイズミキョウカこと、飯豊まりえだが、いつも足を出してタイツを履いた変わった服装のオシャレさん。岸辺露伴にくっついて一緒に事件を体験する羽目になる。
鏡花は本当に不思議な魔法使いのような作品が多いので納得だ。
色々変わった事件が露伴の前にやってくるから不思議だ。
相手に魔法がかかって、顔の上に本のページが現れる。その様は面白いーフェイスパックのように本の白いページが張り付いている。面白いな。本好きの人にとっては垂涎ものだろう。
本の手触り、本の匂い、文字の並び。
顔の上の本のページを読み、相手の経歴など全て読み込んでいく露伴。
でも幸田露伴なら明治の文豪とあり、五重塔などが有名だが、あれは漢字がいっぱい出てくる堅苦しい文が続く。なんで主人公が、幸田露伴の露伴の名を名乗っているのか不明だ。ふざけてるのか不明だ。
うん、まあジョジョだから。
変わったファッションの漫画家ーまあ、高橋だから仕方のないことよ。でもそのファッションちょっと、変かも。もっと冒険して突っ込んだファッションにして欲しかったなあ。
中村倫也が、何故かちょこちょこ出てくる。
イズミキョウカに至っては、いやはや、この人も文豪だわさ。怪しい妖怪の出るような作品が多いですわね。眉隠しやら、比丘尼やら。読みやすい作品です。