現代的笑いが溢れてすぎている楽しい映画。
デイブは宇宙人ではなくて、宇宙船だよ。船の中に基地を持って飛んできた星の小さな宇宙人たちが、地球を探査しにやってきたのだ。小さいので、彼らはエディーマーフィーの肉体の中の住んで、宇宙を飛行してきたのだ。
デイブという名の男として地球人のように振る舞い、地球人らの情報を集めているのだ。彼らにとって最も偉大なエネルギーの、(オーブ)を地球で紛失したので、それを見つけて彼らの星に帰りたいという念願。
オーヴを拾ったのは、弱虫の男の子だった。彼に会いに学校に行ったデイブは、まず、その男の子と仲良しになる。
絶対にオーブを取り返さねば、デイブらは宇宙の孤児となってさまよって滅びてしまう!一時を争う一大事である。宇宙船のエネルギーもなくなりつつあった。
変な歩き方、変な言葉使い、変な真っ白い服。地球が初めてのデイブであったから。
デイブの全てが可笑しくて笑える。宇宙船の中の異星人たちにも本当に笑えがとまらない。シニカルな笑い、楽しい笑い、何でもかんでも
おかしいのだ。地球人の、大きな勘違いや、イマジネーションの欠落が、これまた面白い喜劇になっている。本当に久々に笑った日だった。
ミラクルニールは、これも宇宙人が地球人達を煩く思って全く軽蔑しているのだったが。
その宇宙人という奴らがのう、まったくふざけた、変な奴らばかりなんだ。
カタツムリさん、ナメクジさん、鶏のお化けさん。タートル亀さんなどという、どうしようものない嫌味な奴らで、自分たちは人間より高等な生き物だと本気で思っているところが可笑しいんだ。
なめくじの親分らに馬鹿ににされまくる地球人達。普段なら、ナメクジなど足で踏んづけたりしているくせに!
世界、宇宙一のパワーで生きるようになった、一介の教師ニールであった。
大した事件も解決できず、恋人にも振られ、やっと、元の当たり前の自分が大切なことに気がついた。
思えば、ニールさん、思いっきり世界一のパワーを使っておかしなことばかりしちゃってましたね。
この俳優さん、知りませんねえ。