この燻し銀っぽい監督、すきやわー。
家が、着物屋関係なので、おしゃれなんですね。
大林監督の作品を探していたら、なぜか本陣殺人事件が出てきて、見たなら、面白かった。
なんか画面が、ピシッと引き締まっていて、気持ち良い。
雅な琴の音の中で起こる怪奇事件。
婚礼の夜、田村と、その嫁が惨殺される。血の海であった。そこは密室であった。
金田一耕助(中尾)が、呼ばれて、古い歴史のある本陣へとやってくる。代々続く古い家のしきたりは色々あり、住人も一癖あるものばかり。
金田一は犯人を決めつけず、大きく網を広げて、だんだんと犯人を絞り込んでゆく。
なぜか、画面に品があり、この映画は、気に入ったのだ。原作者の横溝も、満足であろう。
高林監督、バンザーイ。