貧乏な一介の主婦が、市議会議員、そして市長へと、のし上がってゆく。のし上がるというより、ただ困っている一人、一人の人に寄り添って、悩みを解決してゆく力を持っていた。
そのはちゃめちゃのパワーは、誰にも真似ができず、目の付け所が、低く、誰にも手が届く所であったが、それを実行するのは彼女にしかでききない事であった。男の子を育てながら奮闘する真っ直ぐな女の生き様がカッコええ。
生活感に満ちた、高学歴のない女性である。
篠原は、タイトなパンツ姿で行動していて、足や腰の肉付きのスタイルがよく見えて、スターというものは、こんな風にカッコ良くないとダメなんだとあらためて見ていた。
子供食堂を作ったり、引きこもりの兄ちゃんを助けたりもした。
世の中暗い事ばかり。海辺を埋め立てる都市計画は汚い手でなされていた。
だが、女性市長の世直しで、庶民を騙していた議員らは辞めていった。
普段から、おかしいなあと思っていることについて彼女はスパスパやってくれる。
現実にスレスレに上手く作られたキャラであった。