ポランスキー監督の
ポランスキー監督のデビュー作品である。
ここでも、監督は、早くも天才ぶりを現す。クラシカルな様式を踏みながら、自分の作品を作り上げたいという野望も感じられる。
ピチピチの妻は一見、ブスっぽく見えるが、長い髪を下ろすと、美しい女性なので、驚く。
この女の取り合いがヨットの上で始まった。
夫はこの若い男が憎くらしくなり湖の中に放り込む。すると若い男は行方不明になってしまう。
夫は男を殺してしまったと思い込み飛び込んで必死になって探すが、本人も行方不明になってしまう。
その後若い男はヨットに帰ってくる。だがと飛び込んだ夫はついに帰ってこなかった。妻と若い男は恋仲になりそのまま岸辺へとヨットを付ける。。岸ついてみるとそこには夫が立って待っていた。
何も無かったように振る舞う夫婦。若い男は、死なずに、ヨットに帰ってきた、と、夫に告げる妻。
二人は無言で、車に乗り、家路へと急ぐのだった。
女の化ける様がよく分かる作品である。なるほどね。