すごくサイケなお題である。ひと時代前の映画なので、なるほどと、時代を懐かしむこともできる。
虹の研究をしている博士の館で、次々と殺人事件が起こる。
皆が、「虹が、虹が見える!」と言って狂い死にするのだった。
家族は、博士夫妻と、息子二人と、その婚約者の若い女性と、ばあやと家政夫の7人である。
ばあやは、虹を見たと言って、恐怖に顔をひきつらせて死んでしまう。
警察が来て家の中を調べて見たが、その間にも、殺人が起こり、博士の妻が殺される。
次は自分の番ではないかと、恐怖に震える家族。しかし誰がどの様にして。
警察と、若い婚約者は、色々に推理してゆくが、古い時計の中にある覚せい剤が隠してあるのを見つける。隠し持っていたのは息子の兄で、素人画家、つまりニート。
薬を飲んで、絵を描くのがこいつの生活であった。
博士の研究は、虹を人工的に作ることであったが、、実は、この研究はある科学者の研究を盗んだものであって、自分のオリジナルではなかったとのこと。科学者は殺されたののじゃったかな。
よく覚えとらんのう
また次男の息子は、遠く南米の地理高ペルーをさまよって、最近帰ってきたばかりであったが、婚約者が言うには、彼は、本人ではない、別人だとのこと。
次男は、本当の次男を殺して、なりすまして帰ってきたのだった。
皆を殺して、自分がこの家を乗っ取ろうという魂胆であった。
ペルーから持ち帰った毒性の薬を飲ませて、強い光を当てると、相手は、虹を見た様に思うらしい。
この男こそ、悪者であった。
とうとう警察にお縄になったのだがこの家全体が、虚構の砂上の家のようなものであった。
すべてが解体して、もう虹男はでなくなった。チャンチャン!