アントニオ バンデラスを迎えての、本格的サスペンス映画。見応えのある逸品である。
人の皮膚を使って、全身を造り変えて、理想の女性を作ってゆく。
はじめは、亡き妻と同じように作り、監禁部屋に飼っていた。
前後して、わかりにくいストーリーになっていると思う。
通してみても、部分的にみても、誰が誰なのか、わかりにくかった。これはまずい、また自分の低い知能がバレてしまいます。
ロベル博士は、この研究が、表に出ては大変と、女を部屋に監禁して、決して外に出さなかった。
秘密裏に自分の怪奇な研究に没頭していった。
若い男ビンセンテが死んだ妻の替わりに整形され、外見も、内部も全て女性に作り替えられてしまう。
この酷い仕打ちに、男は、必死に反抗し、逃げ出すが、連れ戻されて、監禁室に閉じ込められて、そこで飼われていた。
博士は、ベラという妻の名をつけて妻のように扱うのだった。
夜、ベッドで、博士と寝ながら、逃げる隙を狙った。
諦めかけていた時、奇遇にもも、新聞のお尋ね欄に、自分を家族が探していると出ているのをみた。
母親らは、何年も息子を探し続けていたのだ。
それをみた彼は、必ずや、逃げ出そうと、決心する。
とうとうその時が来た。
博士と、その召使を撃ち殺し、とうとう自宅に帰ったのだった。
その数奇な経験を乗り越えて、家族の元へ帰りつくシーンは、サスペンスながら、ジーンと感動する場面である。
歯医者に行くのも怖いスッポコは、あんな大手術を受けては、生きてはゆけないだろうとおもい、不思議な感覚であった。