スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

ファミリープロット ヒッチコック監督 1978年

ヒッチコックはイギリスの監督である。リッチな味わいの映画を取れる人である。この映画は怖いと言うより

 世にも軽快な、ミステリーで、とても楽しいものだ。

ブランチという霊媒師の女と、ジョージという俳優志願の男とのコンビで、ドンドン進んでいく。

ある金持ちのおばあさんが、里子に出した男の子の行方を探してほしいと、霊媒師ブランチに頼みに来くる。この男の子は、なぜだか、とんでもなく、ワルに育っていて、養父母を火事を起こして殺し、自分も死んだことにして、世間を欺いていた。

それをいいことに、宝石泥棒に転じ、自らも宝石商をして盗んだものをさばいたりしていた。

 

それを二人は探偵まがいのことをやって、とうとう、ブランチは悪党に捕まって監禁される。

悪党は、温和そうな顔だが、平気で殺人をする人間であった。

殺されかけるところを相棒のジョージが助けに行った。

二人は知恵を働かせて、悪党を捕まえて出る事の出来ない部屋に閉じ込めてしまう。

二人は賞金を手に入れるし、盗まれたダイヤモンドもみつかった。

金髪のブランチも可愛いが、ジョージのとボケたような演技が、楽しいし、結構ハンサム君だ。

 

このような楽しい映画を見ると、ほっとする。やはり、肩のこらない作品は大抵傑作である。

惜しくもこの作品は、ヒッチコックの最後の作品となっている。ヒッチコックの偉大さを今更ながら、噛みしめるスッポコでした。