中川大志主演のミステリー 野球部の兄は優秀で親にとても可愛がられていた。それに対して弟のほうは母親から見捨てられたような扱いであった。それにもめげずに兄と弟はとても仲が良くお互いに助け合っていた。
そんな折兄が突然死んでしまう。そして何者かによって、死体は焼かれる。
兄想いの弟の中川は真犯人を探すために家を出てさまよっていた。そしてもう1人の野球部の部員が怪しいと思いその部員を探していた。ところがその部員もなぜか殺されてしまっていた。
いったいどうなっているのか、殺人事件に警察も動き出す。家出をした中川を探すために探偵事務所に頼んでいた両親であったが次々と関係者が死んでいくのを見て恐ろしがった。
中川は兄が所属していた野球部を調べてみた。すると色々とおかしなことが起こっていた。
部員たちを可愛がっていた整備の男はクビになっていたし、他の部員も原因不明の病気で亡くなっていた。
調べていううちに、
ある製薬会社のグランドで野球をしていたのだが、そこで出されたドリンクを飲んだ部員たちは次々に体調を壊していたのだ。
どうも製薬会社がおかしいと言うことがうっすらと分かってきたのである。
野球部員たちはみんな製薬会社の実験台にされていたのであった。このようなことが許されるわけがない。しかしドーピングをする際にそれがバレないようにする薬を開発したい。会社がこのような若い子供たちを使って実験をする残酷な話であった。
警察もそのことを見破った。
しかし中川大志の兄やその友人がなぜ死んでしまったのかは未だに謎であった。
野球部の者らの中には、出世したものもおり、過去の薬騒ぎには触れたくない者がほとんどであったため、製薬会社のつみを暴くのには
時間もかかった。ブルーの薬、青い薬、名付けて「パーフェクトブルー」!
大志の兄が亡くなった本当の理由とは、
兄は、母親と言い争っているうちに、階段から落ちて頭を強く打ち、死んでしまったのだ。
母親は自分のせいだと思って取り乱し、自分が殺したとおもってしまった。
父親は妻を庇うために、息子の死体をある場所に運び、焼いたのだった。
息子を焼いたのを、息子の野球部の仲間が、犯人ということにしようと思い、父親は、息子の友人を殺して犯人に仕立てた。
このような両親を 息子の大志はどう思うのか?両親はふたりとも警察で全てを話し罪を贖おうとしていた。