スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

死刑台のエレベーター 1958年 ジャンヌ モロー主演 ルイ・マル監督

カララ夫人は、カララ社長の奥さんである。美しくソツのない夫人は、だが、あるハンサムな社員と不倫をしていた。

この話は筋書きが、面白いのである。何度か見たが、なぜか、筋書きを、ころっと忘れている不思議な映画だ。突拍子もない筋書き過ぎて、忘れるのである。

罪深い女を、ジャンヌモローが演じた。不倫の二人が、社長を殺す計画を立て、実行するが、その後、男は、会社のエレベーター内に閉じ込められて、一晩過ごす。

 

エレベーターから出て来た彼を、警察は問い詰めていく。別件での逮捕だから、しょうもない。

別件というのは、昨夜、彼の車を使って若いアベックが、殺人を犯したという事件だ。

その間は彼は、エレベーターに閉じ込められていたのだが。

この時のフランスの警察は、ほんとうにこわい。鋭い眼光、鋭い推理力で、この交錯した事件の謎を解くのである。

 

 

不倫の二人の犯した罪は重く、特にカララ夫人は二、三十年は監獄にいるだろうと、刑事は告げる。

美しかった夫人は、年老いた老婆のようになって、出てくるのであろうか。

二人して蜜を集める蝶のように、華やいだ甘い恋のひと時が、写真の上を流れて行く。

 

音楽は、マイルス ・デイヴィスで暗く夜の霧のような音楽が、とても決まっていた。

 

 

死刑台のエレベーター HDリマスター版 [DVD]

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マイ・ファニー・ヴァレンタイン

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