スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

少年メリケンサック 2009年 宮藤官九郎監督

どうでも良いが、この監督の名前が覚えにくくて、なぜといって官という文字が重なっているように見えるからだ。宮と官だ。なぜこのように紛らわしい名前をつけたのか。ふざけているのか、人が悪いのか。だがこの監督、かなり有名人らしい。テレビでもよく見た。あまちゃんとかね。

 

メリケンサックは。指にはめて相手を殴る危険な武器のことだ。

この名前のパンクロックグループはあれから25年も経って、腹の出た中年になっていた。

怪我をして車イスに乗ってしまったメンバーもいた。

彼らの過去のフィルムが動画で流れ、10万のアクセスになった。現代にはない何かが感じられるグループであった。

芸能人発掘の会社に勤める宮崎あおいは、このグループに直接会うためにやって来た。

だが、皆がホームレスの様なよれた様なおっさんになっているのを見て驚く。動画は25年前のものだったのだ。

でもメリケンサックは自分たちだといって譲らない。25年も経っていてギターも弾けるのかさえわからない。

 

ボーカルは車椅子で、立てないし言葉も失語症のようになっていた。

このメンバーでもう一度少年メリケンサックを復活させようとするのだが、いろいろ無理があった。

宮崎らが、初めてメリケンサックの訳のわからない歌を聞いた時何か凄いものを感じたのだ。その直感を信じてもう一度売り出そうと四方奔走する宮崎であった。

 

ツアーを行うことになり、マイクロに乗せて旅に出るメンバーと宮崎らであったが、行く先々でブーイングに会い追い出される辛い旅になった。

それでもなんとか宮崎らの努力により、テレビに出ることになった。だがここでも、放送禁止になる様なやばい歌詞の歌を叫び唄いテレビ局が騒然となるのだった。

彼らは本当のパンクな魂を持った人間であった様だ。

 

確かに最初の歌はすごくよかった。若者とおじさんになった時とが、俳優が違っていてちょっとがっくり。メークでうまく年寄り臭くできたはずなのにと惜しいきがする。

 

確かに現代は皆が同じことを言うので、面白くない。テレビも本当に毎日同じことの繰り返しだ。

誰も大きな権力に逆らえないから、本当のことを言わないで当たり障りのないことですまそうとしているのだ。誰だって自分がかわいいからね。

宮崎はギターを弾くのではない、彼女は周旋屋、またはプロデユーサーといった役どころである。

いや彼女のファンの方、ご苦労さん!

 

 

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