いや、まてまて、待っててば。この映画なんですか?いくらノンフィクションを映画化したとか言われても、なんだか悲しくなりました〜。
行ったこともない暗〜い変な食堂で、傾いたテーブルに座って、まずい魚料理を食べているみたいな気がしてくる。
そもそもブラピは主役なんですか、と聞きたくなるようなヘマな演技だし、出てくる娘も、歌がうますぎてびっくりだし、きいたことあるような歌だったけど思い出せない、くそ!となるし。
大学で経済学を勉強したデブいお兄さんを雇って、徹底的に選手を分析させる。
そして、良さげな選手を雇い入れて、チームを作った。アスレティックというチーム。このデブいお兄さんの存在感がピットより上であった。彼のインテリジェンスのおかげとピットの勘の良い即断力のおかげで、
まさかだったが、チームはどんどん勝ち進んだ。大変な騒ぎを巻き起こし、ピットは一躍有名なGM(ゼネラルマネジャー)となった。
ピットには、辛い過去があった。野球である。彼は大学進学をやめて、野球界に引き抜かれた。
きっとうまくいく、ラーキーボーイになれる、そう説得されたのだ。
だが、彼の才能は、そのチームでは、全く花咲かず、野球界を去ったのだ。
何もかもが、中途半端な人生。
彼はモヤモヤと、後悔ばかりを引きずっているのだった。
これと同じしくじりをすべきではない。そう思う彼。彼は、結婚し、離婚もした。
ぱっとしなかった人生のつじつま合わせは出来た。弱小貧乏チームのアスレチックが、優勝をすると言うドリームを巻き起こしたのだから。
そうして有名なレッドソックスから、声が掛かる。
レッドのGMになってほしいと申し込まれたのだ。
そして、いまのチームを去るか否かで激しく迷う彼。
過去にも大学か野球かで迷い、誤った選択をした彼である。
それを思い出して、よくよく考えた。
同じ間違いはもうしない。
彼はレッドソックスからの申し出を断るほうにきめた。
現在のチームに留まろうと決めたのだった。
彼の判断は、正しかったというべきであろう。
フムフム。どうにもつっこみどころのない映画であったなあ。
ま、ベネットミラー監督のカポーティに、期待しようか。