オーソンウェルズが出る映画。
面白くも楽しくも、痛くも痒くもない映画でござった。
これが関所になっていて、長年見ることもしなかった名作というものなのか。
あんたがそう言うなら、そうだろうよ。
悪党のハリーライムは、なぜか沢山の人を殺していて、指名手配中であった。
ハリーに会いに来たホリーというアメリカ人は、ハリーが事故死したときかされる。
しかし、彼は生きていて逃げのびていた。事故は死を装う偽装工作であった。
警察と一緒にハリーを探そうとするホリーは、ハリーが恐ろしい殺人を次々と行う人間であることを知るのである。
このハリー役にオーソンウェルズが気味の悪い顔で演じて行く。
本当に、いやらしい奴!そんな気持ちにさせる俳優の一人だ。
とうとうホリーと警察に追い詰められて、下水溝に逃げたがダメだった。
ほとんど辻褄の合わないストーリーに苦しめられ、引きずられまくる映画である。
あんたが素晴らしいというのなら、そうなんでしょうか。
人物も丁寧に描かれているが、全体にそっけなく、取り付くしまのない感じでさっさと進んで行くところが物足りなさを感じるのだろう。
チターの音楽は良いのだが、人を食ったように聞こえるのは、この映画が人をくったように作ってあるからとおもう。ハリーに殺された子供たちの話も、
さてな、わけがわからない。児童虐待?、それとも医学実験のモルモット?でしょうか。
お茶を飲みに行ったりしている間に、筋書がわからなくなる映画は好きになれない。