初回から、ずっと楽しみに見ている。イイの家ノ存亡をかけて闘う直虎や虎松である。
その熱い心があって初めていいの家が立ち上がっていくという物語は、結構当たっているのではないか。
家を継ぐなんて今はもう古い、そう考えている人々も多いであろうが、それは建前である。
本心は違うであろうと思われる。熱き心はそうやすやすと枯れたりしないだろう。
枯れ切った夏の川にまた流れが戻ってくるように。
家を守ることは、いろいろな困難が立ちはだかるものだ。ズル賢い策略を投げてくるもの、恩知らずな策略で恩を仇で返すもの、周囲を丸め込んでまで人のモノを盗むのはどれほど恥知らずだろう。
だが人を騙して奪ったものはきっと悪い結果を生むものだ。
このような苦しい流れの中で、直虎は獅子奮迅して家を守ろうと四方奔走する。
そのエネルギーや身体の奥から湧いてくるような闘志は何かハンパないもので、個人的にも共鳴できるものであり、その気持ちもよく分かるのである。「そうそう、そうなんだよね。悔しいよね。」
直虎も歳を重ね、今は、虎松の万千代様である。この青年も、いやにはっきりと家を再興しようと
張り切るのである。声に出して悔しがり、大騒ぎしていつも部下の万福に諌められているのがおもしろい。
この万福の青年がとても上手で良いコンビである。
家の内側でも家族がバラバラで、協力体制でなければ、穴の空いたオケである。
誰かが苦労して(ここは私のこと)、結局疲れたところを騙される
だが今は辛抱だ。この辛抱はきっと意味のあるものだと直感しているから。
ひまなときは3回も録画を見る私はどれだけ暇なのか。
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