スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

Visiting the wounded

戦争で負傷した兵隊さんの病院を訪ねたトットちゃんらでした.それぞれの学校から数人が選ばれて、病院に慰問に行くことが国から推奨された時期でもありました。まだ戦争は続いていました。周りは知らない子ばかりでしたが、

知らない先生に引率されて病院に着き皆で兵隊さんたちをはげますことになりました。まず、歌を歌いましたー  the sea of the rooftops  and  the sea oh the cloudいらかの波に、雲の波、重なる波の中空に、高く泳ぐやコイノボリ、お馬の親子(pony and mare) ひな祭(doll  festival)など、子供らしい歌が続きます。

でもトットちゃんは、どの歌も知らないので歌えませんでしたーただ立っているばかり。ある兵隊が、「君は何も歌わなかったじゃないか、どうしてだい?」ときいてきました。どの歌も知らないからですが、実はトットちゃんはトモエ学園の代表として来ていたことを思い出したのかも知れません。

ここで、学園に汚名を投げてはいけない!そう思ったのでしょうか。急に大声で歌い出したトットちゃん。

chew chew chew it well,everything you eat, 「 その歌は何の歌なんだ?」そう聞かれて、ドキッとしたトットちゃんは空中を見つめました。でも歌うしかなかったのです。chew it chew it chew it chew it ,rice and fish and meat!

コレは学園の昼食の時の歌でした。ロウ ロウロウ ヨウア ボートの節です。

学園では、海のもの、山のもの、何でも良いので食べようという食育があったのです。例えば、鰹節と、海苔などでもいいのです。

目を上げてみると、兵隊さんは目から涙を出して泣いていましたーきっとこの人にも、かわいらしい娘がいたのかも知れないし、食べるものもなく飢餓状態で、戦いに臨んできた思い出がせまったのかもしれませんでした。

  この章は本当は省きたかったのですが、主人公トットちゃんの突飛すぎる勇気に負けて、書いてしまいました。