8月も最初の日、午後二時、散歩に出た。日陰を選びながら歩いていく。とても暑い夏であったので。
戸外にでると何故か急にリルケの詩を思い出した。家の周りを小川が流れているからか、川の流れの詩であった。「私はそんなに速く流れてゆくモノではないのです。私はそんなに急いでいくのではないのです。」というような詩だったかと思います。
今日の私の気持ちにぴったりですね。日傘をさしてゆるゆると歩くだけのことですからね。
どうもです。貴方が書いた文章が、今私を引き締めてぼんやりしていた心が目覚めるのです。リルケという人はたぶん、とても書くのが好きで、懸命に書かれた為にひんやりとした冷気が今だに残っているのですからね。サンキュー。ありがとう。
マルテの手記で、何処かにあったが、どこにあるのかわからない、過去の世代の歴史を我々は全て引き継いで生きているのだというような意味だったような。または、全くその逆かもです。
理解するのに確かな答えがわたしには出せない。勝手な解釈は失礼にも程があるし。
誰か助けてほしいし、正しい解釈本がないものかと思うのだが。大学の先生よ、研究してるのかね。
マルテはちょと難しすぎて短編ながらギッシリ詰め込んだトランクのようだよ。
どこに何が入っているのやら。