「幻影師アイゼンハイム」などのおもろい映画を作ってきた実績を持つニールバーガーー監督は、今回は、
超未来のSF映画を作ったようだ。内容は、未来すぎて、何が何だか分からんということだ。
近未来では、地球の半分は、放射能に汚染されわずかにアメリカシカゴにのみ、人類は集まって住んでいた。汚染区域の外部とは、超巨大な柵で閉じられていた。人間の中のリーダーたちは、人々を、高潔、平和、博学、戦闘など枠に、識別して分けるルールをつくり、そのどのグループにも適さない人たちを、ダイバージェントと呼んで、排斥し、もしくは殺す目的としたのだった。
異端児の刻印を押されたベアトリスは、隠れて逃げて戦闘の激しい訓練の中に身を潜めた。
未来は化学を使った、恐ろしい殺戮の世界になっていて、記憶をぬいて、新しい人間に作り替えるのも朝飯前であった。
生き残って200年生きていた女性リーダーも、隠れていたが抹殺された。
残ったのはダイバージェントであるベアトリスたちである。
彼女は、この人間を高潔とか平和とか博識とかに識別するのを廃止すると宣言し、実質的よきリーダーとなることを、知らしめた。
元々、高潔、な人間だなんてどうやってわかるんだい?
第3巻までみたが、第一巻から、とても絶望的な気持ちになり、このように絶望的な気持ちになるのはなぜか不明でもあり、そわそわとなる。
北京オリンピックで、銅メダルを獲得した坂本香織のフリーの曲だったので一生懸命借りてみたのに、怖い気持ちになった。
オリンピックの人たちは、このようなまるで映画のような、絶望を乗り越えて来たのかもしれないのだったー計り知れない絶望と戦闘と、、恐怖にさいなめされて。
それをおもうと、とても言葉ではあらわせないかんじもある。
とても美しい人間讃歌のように思えたフリーの曲は、べつの場所に隠してあるのかもしれない。
あの曲があって、坂本は、氷上を舞い滑った。彼女のすべるスピードはスピードスケートのようにとても速いらしく、チョロチョロと技を出すロシアの選手とは大きく違っていた。
坂本は、この映画をみたのかしら。