不倫ドラマの殿堂?となった。午後三時の恋人たち、斉藤と上戸はお互いに距離を置いて会わずにいた。
海辺の遠い町に来てカフェレストランで働く上戸だったが、偶然にも、また彼に会ってしまう。
ホタル研究の講演を頼まれて、この上戸がいる町で講演会を開催するのだった。今度は上戸と一緒に暮らし始める。
幸せ一杯の女であったが、妻は恨み、復讐を心に決めていたーそれは世にも恐ろしい復讐だった。
女性は家にこもりがちなこともあり、どうしても視野が狭まーくなりがちだー女性は子育てにおいて、広い視野よりも、子供を守ると言う役割が多く、狭い視野や細やかさが必要である。
妻に会いに行った上戸は、妻に、彼のことをユウイチロウと名前で呼ばないでと、言ってしまうーそれ以来、妻の心は氷のように冷たく氷山のように凍るのだった。
最後は、最愛の男は死んでしまうが、妻は助かってしまう。不倫はひとの命までも奪うおそろしい力をもっていた。
もう生きる力も残っていない上戸であった。電車のレールに誤って落ちた後、すんでのとことで助かる。
自力で脱出する上戸だったが何故、助かったの?と、自問するのだった。もう死んでもいいと思っていたのに。
彼女は彼の子供がおなかにいる事に、気がつくのであった。