スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

笑われる勇気   蛭子能収(エビスヨシカズ) 2017年

いっきに読める簡単エッセイ!競艇好きで、半分は競艇のことを熱く語る彼。テレビのバラエティで、「エビス エビス」と呼びつけられるが、早口で、なんと言われているのか不明であった。エビスであった。

おとぼけの様子の彼だが、漫画を書いたり、本も書き、多芸の人である。おとぼけの彼の行動が面白くて、テレビでも大人気だが、

あれは結構ナチュラルな姿だそうだ。頑張ってシャッキリしようとしてもますます笑われるので、と当惑している時もある。ただ、加藤一二三が、バラエティに進出して、自分の持ち場を奪われるのではと、内心びくついていると。ライバルが、具志堅用高と、ヒフミンだそうだ。

また、悩み事相談の欄でも、各種の悩みに答えているが、読んでいると、大笑いで、悩みが知らぬ間に解決されるのも愉快である。

 ただ彼の解答は素晴らしく、ためになること満載であった。 

「仕事が辛いです。」「仕事って辛いもんでしょう。僕は家族を食わすために、必死に働いたよ。いろんな仕事をして来た。辛くない仕事なんてないよ、ただ漫画だけは離さないで続けている」

「人生いい事が無くて面白くない。」「元々人生はいいことはほとんどないものだ。いい事があったときは、幸運で、もうけもんですよ」

「夫が不倫している。スマホを読んでしまった。」旦那のスマホを弄るようになったら、夫婦も、もうおしまいですかね。

「夫がデカイ新車を買いまくる。」車なんて動けば良い。カッコつける人間は最後は貧乏になって、これおしまい。

「妻が、娘を私立に入学させたがる。」奥さんの言う通りに動けば、大体正解。家庭安泰である。

 

最近、アルツハイマーだと診断された彼だが、以前から、そのような症状があったという。

色々苦労があったんだろう。

競艇で億のお金を使ってしまったと言う彼にとって、人生も、勝ったり負けたりの繰り返しに違いない。

 

笑われる勇気

笑われる勇気

  • 作者:蛭子能収
  • 発売日: 2017/10/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)