うつ、引きこもり、不登校、ニート、沢山の問題が起きている昨今である。
子供達は、酷い環境に晒されているのかもしれない。家での対応も糸口のないままである
今日ある姿に感謝する。それは宗教的な営みにも似ている。祈りである。
歩ける感謝、食べられる感謝、しゃべれる感謝、なんだって感謝に通じている。子供にも感謝だ。
呪った日もあったかもしれない。自分の力の無さに、虚しさと申し訳のなさを感じる日もあった。
どうぞくじけずにいて欲しい。
不登校などのカウンセリングをしている著者は、ある日、癌になり、大きなショックを受けるーそうして切り替えることに全力を投じたといっている。
毎日の食事を見直し、歩いたり、太陽と仲良しになったりして、徐々に回復をして来たそうだ。
実体験を通しての言葉は説得感がある。
子供を褒めてみる。
「あんたは不器用だけど、美的センスが凄いよねー。よくあんなに上手に絵が描けるよね。」
「貴方は、遅刻ばっかだけど、声が綺麗だし、髪も綺麗ね。モデルになれるんじゃないの?」
なんて適当でも良いと思う。
「お母さんは、いつもおこってるけど、お好み焼は、ほんと美味しいよね!」
褒められると元気が出て来るし、具体的だともっと嬉しくなる。
皆が、何か、良いところがあるものだから。
切り替えがうまくいくと、負のループにハマり深く病むことがなくなってくる。
この本は気が軽くなって来る。森の本は、温かく、自分と他者をも肯定すりところから始まっている。