スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

気持ちを切り替える力 「レジリエンス」  森 薫  2017年

うつ、引きこもり、不登校ニート、沢山の問題が起きている昨今である。

子供達は、酷い環境に晒されているのかもしれない。家での対応も糸口のないままである

今日ある姿に感謝する。それは宗教的な営みにも似ている。祈りである。

歩ける感謝、食べられる感謝、しゃべれる感謝、なんだって感謝に通じている。子供にも感謝だ。

呪った日もあったかもしれない。自分の力の無さに、虚しさと申し訳のなさを感じる日もあった。

 

どうぞくじけずにいて欲しい。

不登校などのカウンセリングをしている著者は、ある日、癌になり、大きなショックを受けるーそうして切り替えることに全力を投じたといっている。

毎日の食事を見直し、歩いたり、太陽と仲良しになったりして、徐々に回復をして来たそうだ。

実体験を通しての言葉は説得感がある。

 

子供を褒めてみる。

「あんたは不器用だけど、美的センスが凄いよねー。よくあんなに上手に絵が描けるよね。」

「貴方は、遅刻ばっかだけど、声が綺麗だし、髪も綺麗ね。モデルになれるんじゃないの?」

なんて適当でも良いと思う。

「お母さんは、いつもおこってるけど、お好み焼は、ほんと美味しいよね!」

褒められると元気が出て来るし、具体的だともっと嬉しくなる。

皆が、何か、良いところがあるものだから。

 

 

切り替えがうまくいくと、負のループにハマり深く病むことがなくなってくる。

この本は気が軽くなって来る。森の本は、温かく、自分と他者をも肯定すりところから始まっている。

 

不登校・ニート・ひきこもりの家族に贈る 気持ちを切り替える力(レジリエンス)

不登校・ニート・ひきこもりの家族に贈る 気持ちを切り替える力(レジリエンス)

  • 作者:森 薫
  • 発売日: 2017/10/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)