じゃこ万(丹波哲郎)は強い男で、北海道のニシン漁の親方だったが、鉄(高倉健)の父親に、船を盗まれてから、ますます呑んだくれて、鉄の父親に復習するために、ニシン小屋に乗り込んで来た。
そこに丁度、戦争から帰って来た鉄と会い、二人は睨み合った。
いつも暴れるじゃこ万に皆が困っていたが、鉄は勇気を持っていつもじゃこ万を抑え込むのだった。
ある日大きなニシンの群れが来て、ヤン州たちは大騒ぎで船を出し、網を張り、たくさんのニシンを取る。
北の男の生きる糧であった。
鉄も負けじと、ニシンを取った。男の仕事である。まるで演歌どおりである。
じゃこ万は酒ばかり飲んでスネていたが、ついに大きなニシンの群れが来て、皆で海に出てとったのだが、鉄と争いになり、斧を鉄にふりあげるジャコ万であった。
だが、ついに、斧を海に投げ捨てて、皆と一緒に漁に向かうのだった。
北の海に生きる男たちの強い生き様と、高倉健の若い頃の生き生きした演技がおもしろい。