最強の2人を見ていなかったというのはウソでした。
何年も前に見たのですが、内容がつまらなかったので、無視していただけの映画です。
パリの大富豪と移民のヘルパーで、富豪は要介護5以上のの重症である。認知症ではないよ。身体障害のみであるから頭脳はまわっている。
喋れるが、自分では何もできない。全て人任せのところは、大富豪だからできること。
全てお金で、解決してきたのだろう。
そこに、黒人の移民のヘルパーがやってくる。皆が大反対したのに、富豪は何故か彼を起用してしまう。
お屋敷に似つかわしくない彼の服装や物腰であった。その代わり、召使が言えなかったキツイことをはっきりと言ってくる黒人ヘルパーであった。外出を恐れる大富豪を、外に連れだした。
外の空気は新鮮で、日差しはやさしかった。二人は色々な話をするようになる。
男としての事や、トイレの事や、その他いろいろね。富豪は、とてもハンサムで、だからこそ、そういう話は、聞く方も恥ずかしすぎる。ハンサムといってもまあ、若い時の美しさを引きずった風の中年男なのだ。
昔別れた恋人だか、奥さんがいて、その夫人の事を彼は忘れられず、心の中でひどく悩んでいることがわかってきた。
ヘルパーは、なんとか二人を再会させて、うまくいけば、もう一度仲を取り持とうと一生懸命になった。
富豪は自分では動けない状態であったら、自分は彼女に拒否されてしまうと思っていて、どうしても会おうとしないのだった。
ヘルパーは、偶然を装いあるレストランで2人を会わせることに成功する。
富豪の予想に反して夫人は今でも彼を本気で愛しているということがわかる。
ワオ!、そんなことですよ。
その後ふたりは、再び一緒になり、おめでたい事に、娘も生まれるのだった。
おめでたいことが多過ぎる。
ここまでおめでたいと、嘘っぽすぎて、もう嫌になってくる。
そういうわけで、この映画はしばらくお漬物として、重し石を置いていたのだった。