デニーロもなんか老人臭くなり、グランパ役がまわってきた。過去の男気に溢れたかれとはちがう老年の彼が、頑張っている姿に、観客はオロオロしたりタジタジすることになる。
コメディーというか、なんかちょっと悲しくなるのであった。
孫と一緒に弾けて旅をするのだが、弾けかたが半端なく、女をナンパしたり、ドラッグを吸ったりと
やりたい放題のジジイ役をやっている。若い女をものにしたい、そればり言って、若い孫を困らせるのである。力こぶを見せつけて、若者に負けないパーフォーマンスには驚いた。あれはそっくりさんがやってるのか、合成写真かと、疑ってしまう。
孫は雑誌に出て来るモデルのようなマッチョなハンサム君で、ウソっぽい設定であるが、まあそんなことは考えずに観るしかないだろう。
アメリカの民衆の享楽的一面が分かりすぎる映画である。