スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

ジョージハリスン george harrison living in the material world 2011年 マーティンスコセッシ監督

これはパートワンである。スコセッシ監督が長きにわたり、編集したそうだ。彼は、ローリングストンズのshine a light も監督しているので、ジョージハリスンのことをやっても、別におかしくはないだろう。

ハリスンは、確か脳腫瘍で亡くなっている。水の上にっぽかり出ている彼の頭の中に、悪性の腫瘍が取り付いたのだ。DVDのこの写真はマネキンのようなジョージの無表情な顔で、なんとも言えないものだ。彼はやはり、四人のあり方に悩んでいたのではないだろうか。

ビートルズの中でも、何か別の雰囲気を持つ男だった。

ポールとジョンが引っ張っていくビートルズの中で、唯一冷めた、というか、そんな雰囲気の人だった。

インドに行って、シタールや、ヨガの行者と付き合った。

彼がいたことで、ビートルズは存続できた。ともかく4人のカナメのような気がするのはなぜだろう。

彼は58才で亡くなっているが、自宅で、刺されたりして散々な目にあっている。知らなかった。イギリスでは大きな事件だったろうに。ビートルズ解散から30年近くたっているのに、偉大なる威光は、ずっと彼についてきてるのだった。

そんな彼は親切で、人が良い面もあったが、インドに行ってからは、本気になって精神の修行をしようと思っていたようだ。やはり、洗脳されていたのかもしれないし、悩みが深かったのかもしれない。

インドはやはり、深い文明の花咲いた地であるし、シタールの響きは神秘的であるから。

サージャントペーパーズまでの歌の数々が映像付きで、くりだされる。懐かしい歌の数々がでてくる。

その合間には、ポールやリンゴ、生前のジョージの喋る場面がたくさん出てきておもしろい。

友人エリッククラプトンもたくさん話をしてくれている。

今では、いや今でもビートルズのことが神話のように語られるのであるが興味のある人は、一見であろう。

ビートルズ解散の時は、皆が30才になるかならないような若い時だ。じんせい100年時代の現在からいえば、30才なんて、まだ赤ん坊ってな時期だ。若い、若すぎる!