、主人公と思われる男性が最後まで浮かばれずにで、歯切れが悪すぎで怒りがわいてくる。何故主人公がここまで沈まされるのか。しかも本人も気付かぬうちに。
つまりレイフ ファインズに花をもたせるために、主人公と思われる弁護士の男はいつの間にか脇役になっていた。それともレイフが初めっから主役だったのか?どっちがどっちであれ、美しすしすぎる男レイフにみんなもっていかれちゃった。レッドフォードは彼をゲットしたことに酔いしれたのだろう。彼が主役であれば、もっとレイフを深掘りして描くべきだが、なぜか美しいお顔ばかりが照りはえるばかりだ。それに比べて弁護士は、いつも眩しそうな眼をした男で目元のはっきりしないままで進んでいく。ただハーバードの法科を首席で卒業という売りをもっていた。

レイフィの役どころは、ヴァン ドーレン家というアメリカでも選りすぐりの、インテリの家系のお坊っちゃんで、本人は大学教授だし、親も高名な教授で、母もピューリッツァー賞をうけた文学者、というアメリカ人ならだれでもしっているドーレン家の後継である。
それが、ひょんなことで、世俗にまみれたテレビのクイズ番組に出ることになった。頭の良い、見栄えの良い、家系の良い彼はテレビ局が探し当てたダイヤモンドだった。視聴率があがることはうけあいである。誰でも知ってるドーレン家の御曹司が出るというだけで、高視聴率が取れる。クイズの対戦相手は冴えないユダヤ人のハービーという中年男で、見るからに神経のイカれた奴だった。テレビ局は、このイカれた男に、答えをわざと間違えるようにと圧力をかける。
御曹司のほうには本当の答えを教えてあった。そうして、どんどん勝ち進み、チャンピオンになっていく。そして大人気になり、多くののファンに取り巻かれていく。
イカれた男は、テレビ曲のインチキを裁判所に訴えたが、証拠もなく、もみけされる。
しかしある弁護士がこの不正に立ち向かい、勝利を得るかと思いきや、又もやテレビ局の買収やワイロで揉み消されそうになる。御曹司が正直に不正を告白したので、ワシントンのような正直で勇気のある男として持ち上げられてテレビ局の善悪があやふやになってしまう。
「あなたは、ハーバード法科の首席だったでしょ。あの男の10倍頭がいいのよ!」と奥さんにハッパをかけられたのにあれは何だったのか。期待したけど何もなかった。肩透かしであった。
大きなテレビ局相手に、真っ向勝負に出る弁護士は馬鹿でしかなかったし、
まあね、相手が レッドフォード様だからしかたないけど。
レッドは普通の人々、 愛と哀しみの果てでもアカデミー賞とってるし、モンタナの風がなんとやらなど数多くある。どの話が面白かったか誰かおしえてほしい。普通の人々なんて、何処にでもある話だし、愛と哀しみでは見ているこちらが哀しかったよ。
レイフファインズは あのイングリッシュペイシャントのペイシャント役だからね。完璧なる美しさを持つ男として分類できる。
またこの映画の話は、実際にあった実話だそうだ。

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