誰が誰やら何が何やら何だかわからない映画だった。アメリカの情報やテレビを牛耳っているフォックスという会社に勤める女性たちの話である。そこの会社のボスはロジャーと言って今はデブで杖をついているが昔は女たらしで、会社に入ってきたきれいな社員を部屋に誘ってはセクハラのやりたい放題をしてきた男だ。女をやる気にさせるその「餌」は、テレビに出させてやる、昇進させてやる、そのようなことだった。
女はみんなが自分の容姿に自信があり、美しいかお、美しいボディ、美しい足と競うようにやってくるのだった。なのでロジャーにうながされると拒否することができなかった。拒否すれば、クビだからね!
女性とてお金が欲しい、有名になりたい、昇進したい、テレビの人気キャスターになりたい!そんな夢を持っているからだ。
この映画は女性の社会的地位を問題にした社会派映画だろうか。それとも女は綺麗でしたたかで男よりも賢いと言う主張だろうか。
この映画は喜劇だろうか?クールな女達のノンフィクションか。
あんなに厚化粧して熱演されても、なぜか心に届きません。
問題はシャーリーズセロンがいたことで、混乱を招いたと思う。彼女は一匹狼的女優だから他の女優と共演すると、おかしい事になると思う。負け惜しみに聞こえるだろうが、
ノンフィクションでもメリハリをつけて、文章で言えば句読点、段落をつえてあると、よかっただろうに。
皆が厚化粧で、美人だから、シャーリーズと、ニコールがこんがらがる。2人の役柄も同じセクハラをされたテレビ局の女性と言う設定で、場所も同じビルの中である。
弁護士も何度か出てきたが、弁護士さえ、ちんぷんかんの、誰が何を相談しているのかというレベルに見えて、理解不能。
これって面白かったのかなあ?