スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

石がいっぱい

今更ながら石ってすごいね。硬くって、重くて、ちょっとやそっとじゃ動かせない存在である。

石でできたお地蔵さんは、たぶん江戸時代ごろからずっとそこに立っているんだ。

ほぼ大人の背丈ぐらいはあるが、坐しているのでどっしりとして安定感のあるものだ。

 

赤いヨド掛けをしているのはお地蔵さん自体が童子か童女であるからだと推測できるのだ。

嗚呼、哀れや、お地蔵様は大人のズル賢い知恵も持たず、長きにわたって、人々を眺めて来られたのだね。

 

子守のお婆さんに連れられて、よく、拝みに連れて行かれたものだ。ただ手をあわせて、頭を下げる。

 久々に、その前を通ったのだが、お地蔵様の顔は、まん丸だと思っていたのだが、なぜかやつれた

頬の少しこけた面長のお顔であったのだ。あれれー?という訳で、驚いてしまった。

4・5歳の頃の記憶では、何故かよく太ったおじさん顔だっただったのに、よほど長年ご苦労されたのかと、お気の毒になった。

 

今では街も変わってしまったし、純朴な人はもういない。すっぽこを、守ってくれた多くの腕、あれは、きっとお地蔵さんの光だったような記憶。

 

ただもう、妬みもなく、憎しみもなく、疑いもなく、野望もなく、そんな時間があったのだ。

お地蔵さんだけはきっと知っているんだね。

 

 

 

地蔵スタチュー

地蔵スタチュー

 

 

 

 

music アルバム 「In this approximately infinite universe 」by Yoko Ono

つまりこの二枚組の歌は、40年以上前のヨーコの作品だが、彼女が85歳になりに及んで、あたらしく出るんだろうな。まあお懐かしや。

人間が二枚組で、ヨーコの筆跡で、訳文がつづってある。

素敵なヴォーカル系の歌が次々と沢山続きます。少しだけ英語の勉強になったような気もするが、

ヨーコさんありがとうでした。中でも好きな曲は、Peter  the dealer  というのだが、周旋屋  ピーター という歌かな。でも周旋屋ってなにする人かなあと。ただ、走り回っている人?

あとは、まあなんでもありって感じで、圧倒されるだろう。まあ、お金持ちのお嬢様の歌っと言っても良いのだがそれを世の中に還元しようと、ヨーコはからだをはって、芸術にうちこんだのかもしれない。波乱万丈の人生と、あの独特の容貌である。しかし彼女はかなり日本人としてアメリカでくらしていたようだ。

いまでは、いいとこの日本のおばはんと言った趣だ。日本人であることに、ぶれない自信を持っているみたいに見えるが。

砂漠のスフィンクスのアルバムは、綺麗な歌が多い。意外な気もする。

あと前衛的と言われる、Flyは、難解というか、訳が分からないのでただ聴いているしかない。

 

 

無限の大宇宙(完全生産限定盤) [Analog]

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ナイトキング ホスト王 破天荒 イシダ壱成主演 2009年

最近いしだの映画をよく見るようになった。というのも、なんか軽いノリのものが見たいと思ったからだ。ヘビーなものはこの夏の暑さにはむいていない。壱成ならなんとかしてくれそう、なんてね。

2年ほど前に、壱成がお父さん役で出ていた、そうだ、アルジャーノンの花束のドラマで、主役の青年の亡くなった父親の役だった。とってもうまく演出されたもにだった。その時のいしだの名演?がずっと、頭からはなれずにいた。あのプレイボーイのぱぱのむすこは、他の七光りたちとは少し違うのだと思った。あんなちょろい奴と思っていたが、彼は演技の練習を着々とつんで自信を持って演じている。きっと不遇な家庭生活の中でも、愛され、可愛がられて、きちんと育ったとても良い見本ですね。

羨ましい限りだ。

愛された経験がなければ、あのような演技はできないでしょうから。

ホストの仕事にも色々派閥とかあって、ケンカになったりで、大変そうだった。

彼は女性に真心を込めてゆっくりと付き合うタイプで、お金目当てにガツガツしないとこがかわいらしくてよいのだった。

店で一番のホストをだんだんと追い抜いて行き、裏でボコボコにされてもどこ吹かぬ顔で、やっていくのだった。

人に優しくした分は、かえってくる。そんな彼を支えるのは彼の心の優しさや真心をに応えようとする女達だった。

 

 

 

 

 

イースター パレード 1948年 ジュディーガーランド主演

イースターパレードにしろ、スター誕生にしろ ジュディー主演の映画は、なにか、悲壮感がただよっている。特にスター誕生は 自分が、スターダムにのっかていくに連れて、旦那が酒浸りになり、夫は最後は、自ら命を消していくという、とても暗い行程である。ジュディーはこの映画を、自分のことのように感じていたのかもしれない。スターとなったその影で死んでいく夫の運命は、本当の自分の姿でもありぞっとしたことだろう。

あの天真爛漫で可愛らしいドロシーは、何処に消えてしまったのだろうかと、首を傾げてしまうほど、暗く重いストーリーで、可愛いドロシーには似合わないと思っていたのだが。本当はこの映画をテレビで観た時から、ジュディーの顔の表情が いつも緊迫ていて、楽しくないな、とはおもっていた。それに、ストーリーが暗いので、何か怖いくらい、ジュディーの身に起こっていることと重なっていた内容であった。偶然にしてもおかしいだろう。

調べてみると やはりジュディーは十代の時から薬物に汚染され47才の時に薬で命を落としていた。

表情が非常に緊迫して楽しい時でも目は笑っていない。つねに次の動作を探してそわそわと落ち着くことがない。完全に、仕事中毒とうつ病の疾患の中にいたのだろう。

13才ほどで芸能界にデビューして、世界のスターになったジュディーはそれこそオーヴァーザレインボーそのものとなった。だが、その大きすぎる栄光は、彼女に大きくのしかかってきたのだろう。

イースターパレードでもやはり同じく暗い瞳のままだ。緊迫した顔の表情から、演じたり踊ったりもやっとの事でこなしていたとおもわれる。全く余裕もなく 美しくも無く、言われた通りに紙人形のように動いているだけなのだ。一番いけないと思うのはスターという割には、女らしい美しさや身のこなしがゼロという情けないものだったということである。ストーリーもダンスもなにか、一時代前のものだが、1948という、大昔のようなときなので、まだ M J のスリラーのような踊りはないということは当たり前なのについ期待してしまう馬鹿な私。

彼女は忙し過ぎた。ライバルもいたことだろう。だが負けることは許されなかった。ゆっくりと何もせずに、静かに過ごし、自分を取り戻す時間を持つべきであったのに、その正反対の生活を強いられ続けた。家族もそう願っただろうし 、大きな出世頭に期待をしていたのだろう。

ジュディーはどんどん追い詰められていくのだ。自覚もなく、薬漬けの毎日。

いつから彼女がLGBTになっていたのかは知らないが、レインボーの旗印はLGBTの彼らのものであるそうな。

結婚も何度もしていてライザ ミネリは ジュディーの娘である。

ミネリの映画も、スッポコは興味がなくて観ていないが、やはり、ジュディの子供というので、世間が騒いでいるだけのことではなかったのかと思われるフシがあり、親子二代でとてもきのどくであろう。

おまけにミネリのミュージカルも何処が楽しいのかよくわからないすっぽこである。いやまだ観たこともなかったわ。

 

 

 

イースター・パレード [DVD]

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の毎日