スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

プロフェッショナル  仕事の流儀  NHK テレビ  (山田洋次  吉永小百合)

監督である山田は今や92歳、吉永は78歳となる現在。監督は寅さん以来の51年に渡って吉永の事を考えたー彼女の美貌、考え方、思想、生き方、そのようなものが吉永を素晴らしい女性に仕立てていて、この人と仕事ができるのはすばらしい恩恵のような事を言う山田監督。

寺尾聡が神父役で吉永の相手だった。新鮮な組み合わせであったろう。「こんにちは 母さん」 とかいう映画であり、息子の大泉洋が、仕事と家庭のトラブルにがんじがらめになって、実家に1人いる母親を訪ねるという設定ーこんにちは、と言って入ってくる大泉に監督は「もう少し軽い感じでこんにちはって言って」とか促していた。て吉永の恋の相手の寺尾にも「目が半分隠れるぐらいにしゃがんだ方が良いんだよ」とか言っていた。監督の指示は、細かく情熱的でもある。

吉永は贅肉がなくて、結構な運動量をこなしているらしい。水泳も結構な距離である。

撮影のノウハウはさっぱり知らないのだけど、あまり難しくは考えていない。考えるとかえって良くないだろうと思う。 そんな中で監督は、吉永に何度も何度も、ダメ出しをして段々と声を荒げてゆくのだった。吉永も苦労しながら自分の年齢の危機と闘っていくのだった。支えてくれた監督や、多くの人々のためにも、自己を磨いてゆきたいと言っていた。ふーん、やっぱ 優等生路線から抜け出せんのかも、心配やなー。

思うに、吉永には未だこの人あってのこの作品というものがないような気がするのだった。用心深く、つまり思慮深く、慎ましやかで、

美貌の女優、完璧すぎて、とりつく島もない淋しさをファンは持っている。

小百合ブランドだと騒ぎながら、どこかしらさみしい気がするんだよね。それが、彼女の本質かもしれないが。