スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

恋に落ちたシェークスピア  1998年 グウィネス パルトロウ 他

ウェセックス卿は、恋敵であり、シェークスピアの邪魔ばかりする役。ウィルと呼ばれているシェークスピアはウィリアムがファーストネームだからだね。ウィルは詩人、劇作家だが、只今スランプ中であった。借金も払えず四苦八苦している。なのに美しい若い娘に恋をして、娘からも詩人として慕われ尊敬される。まるで、ロミジュリそのままだ。パワハラウェセックス卿に邪魔されながら、何とか娘を奪還する。ウィルには郷に妻子もあった。そんなことを忘れるのは、やっぱ男だからだろう。男ってそうだわね。

その間に、ロミジュリを書き上げる。そして上演まで漕ぎつける。なかなか力が入る映画。役者の中には、緊張して、うまく台詞が言えなくなったり、ど忘れするものが出る始末。どうする シェークスピアエリザベス1世もお忍びで観劇する中、ロミオとジュリエットは大きな感銘を与えて、幕となり、観衆らは一時拍手も忘れ果てていた。

立派な劇作家として認められた彼は、女王様からもお気に入りの声をかけられて、パワハラの男はすごすごと去っていく。

妻帯者故に、この恋は実ることはなかった。その代わり、ロミオとジュリエットのような悲劇にもならずに済んだ。

何となく余韻が残るので、胸がつかえる。イギリス人にとってシェークスピアは大きな歴史的、芸術的遺産であることが分かる。 疲れるわ。