アルカディアとは、この世の楽園、理想郷のことを言う。
楽しいアドベンチャーものかと思いきや、カルト宗教においての自由とはなんぞやというような、内容あった。
とんだ映画を選んでしまったようだ。
カルト団体に命を救われた兄弟が、この団体内で育ち、そして抜けるまでの話である。
だが弟は、昔いた集団を懐かしみ、おいしい食事などが良かったと言って不平不満を言っていた。
そこへ帰りたい弟のために、一泊だけ集団に戻ることを計画、それで、弟の気が済めば、と兄は考えた。
そこは「アルカディア」といって永遠の命を育くむという楽園であった。
皆に暖かく迎えられたが、やはりカルトの影が見え隠れする。兄はあちこち探って証拠をつかもうとするのだが、皆が巧妙に隠していて、秘密は見つからない。皆が幸せそうな偽善の顔をしていた。
月が二個、三個出ているのを見たり、怖い思いをしたので、ここを脱出するのだが、途中で、もっと怖い輪廻のようなデジャヴのような網に足を取られてなかなか脱出できない。ここでは、何度も死んで何度も生き返る人々が住んでいた。
これはカルトというより、超常現象でしょ!
弟と二人で、やっとの思いで、脱出に成功する。
怖いカルト集団に対する抗議の映画か。人間の自由というものを束縛し、洗脳するということが未だに行われていて、暗い影を落としている。これらはこのAIと宇宙時代において時代遅れで、無教養と野蛮の象徴である。暴行(violence)ともいえる。
いやホラー映画のようだった。でも最後は脱出できて良かったよ。
出演者の、ジャスティンとアーロンが監督出演した映画でした。