今時の道の駅をテレビで見た。
周遊式の駅で、ゆっくりのんびり、あちこち見ながら美味しい物を食べたり、ショッピングして楽しむそうだ。
まあ、ちょっとしたプレイランドとでも言うのか。知った人にも遭わず、気も楽そうだ。
だが本格的遊園地には程遠いと思われる。
お金を使う場所でもある。
大きなパン屋もあり、行列が絶え間なく続く。一日中で200万円の売り上げだそうだ。
だがやはり、大量生産の弱点もあるのではないか。
若者の中で韓流ブームがあるそうだが、パンもこれと同じで、「あそこのパンが今すごい!」と言う情報に踊らされる人々が気の毒である。
日本庭園も中途半端で見苦しく、外国人が見ても笑われるような幼稚なものだ。
庭には力と金をつぎ込んで、せっかくの伝統を生かして、庭園作りをする。
小さなスペースでもよい。
大小の石や、池、砂、松梅、桜なども粋で、品の良いものを使う。飽きのこない深みのあるものを作って見てはどうだろう。
飽きのこない庭いうのは意外にもとても難しいものである。二回行ってもう飽きるものは、作り手が悪い。
憩いの場所である。
目先の利益ばかりが優先すると道の駅もとんでもない醜悪なものになるに違いない。
じつはわては道の駅に行って楽しかったことはあまりない。
いつも時間がない。日が暮れてしまう。どれもこれも似たような物が沢山ある。
お店がたくさんあればよいというだけでは、乱雑になるだけなので、綺麗に少なめにしても、お客は怒らないと思う。
わてらの町にも実は道の駅ができるそうだ。だがそれに付随して、いろいろなトゲトゲしい人間的な問題も生まれていて、ギスギスして緊張した空気ができつつある。
いやーのんびりした町だったのにのう。