2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧
何故だかリルケの本を持っていて、これ全集ものの一冊だろうか。 こまごまとと書かれた彼の文章は流石について行くのに困難を感じる時がある。だが、いざ、突然の病気にみまわれたり、不吉な不運にはまってしまったときに、リルケの本は一気にその人のそばで…
夏のギフトの甘苦しいジェリーギフト。ピーチ、マンゴー、グレープのジェリーたち。 甘苦しくてこれは苦手の私。だが、牛乳とか、大嫌いなヨーグルトをかけて食べると美味いのである。 特にマンゴーは酸っぱくてハゼ科で、引いてしまいがちだったが、何とか…
セザンヌについて書かざるを得なくなったリルケ。リルケの場合は突然に目が開かれたと言っている。 パリの画壇では、多くの画家が、セザンヌのことを田舎者と呼んで、すっかり馬鹿にしていた。 サロンに毎年出品するが、何故か落選するばかりで、サロンの評…
すばらしいの一言。この映画に出会ったことは何か運命の様なきさえする。スペイン語もキレがよい。少女の母親が、メキシコのギャングに連れ去られ、どうも殺されたようだ。母を待つ娘 エストレアは、1人で何日か待っていたがとうとう母を探しにアパートを出…
時代をワープして戦時中に放り込まれる。そこには、死んだ兄や、危篤の父が若返って生きていて、満州へ渡る寸前に出会ったり。 一代で財を起こし、会社を大会社に仕上げた頑固な親父に、堤はウンザリして、家を出てしまったのだ。 父の会社は、繊維関係、早…
8月も最初の日、午後二時、散歩に出た。日陰を選びながら歩いていく。とても暑い夏であったので。 戸外にでると何故か急にリルケの詩を思い出した。家の周りを小川が流れているからか、川の流れの詩であった。「私はそんなに速く流れてゆくモノではないので…