スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

映画 どろろ 2007年

妻夫木聡柴咲コウ,その他は,原田芳雄中井貴一瑛太などであるが、原田がまだ存命中のことであった。原田は、百鬼丸を救った   薬草医、医者であった。

 

妻夫木はまあ、頑張っていたが、漫画やアニメの百鬼丸ほどの美しさがない。

柴咲は少年のどろろには、大人すぎて難しい。すこし変でもある。

 

百鬼丸の父親や、お城や全てが破壊され、そのあと、24体を得るべく、

再び旅に出る。これが二人の別れなのか、映画ではうやむやであった。

  切ないことに、  どろろは、結局百鬼丸に好きと言えないままであった。

 

 

 

どろろ(通常版) [DVD]

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マンガ どろろ 1967年〜68年 手塚治虫 漫画

どろろを見たのはテレビでのアニメであったような。ワテが12才の時だったなんて、信じられない。

頭が変なことになっていた頃だな。

手塚の作品の中では、一番好きなものだと思う。火の鳥や、ブッダなどの長編ものもあるが、主人公のキャラをうまく出していて、旅をする流れ者というのも気に入っていた。

 

 

アニメの百鬼丸に、憧れていたような。風にはためく着物の裾が、素敵であった。

どろろ」という少年と一緒に旅をする百鬼丸は、生まれた時に、悪魔との取引で、目も鼻も他のものも全てないままで生まれて来た。それは殿様であった父親が、天下を取るために、子供を悪魔に捧げたためだった。

骸骨のような体だったが、ある医者に拾われて、木の体を作ってもらい生きていったのだった。

 

妖怪を倒すごとに、足や手が生まれてくる。目玉も耳も生まれてくる。

初めてみる空、初めて聞こえる人の声、など、驚くことばかり。

初めて喉から声が出てきたときには、オー、オー!と大声をあげたのだった。

 

仏教では、目や耳や鼻や口は、無眼耳鼻舌身意とかいって、全て無であるといっているのだ。

なのにわざわざ、苦しみの元になる、目や耳、口を加えて付けていく話である。

ハテナ?と思った次第である。

わざわざ、苦を身に付けなくても良いのにと思うのだが。

 

そしてだんだん人間らしくなってゆく百鬼丸

 

相方の「どろろ」は相変わらずやんちゃで、「天下一の大泥棒」と豪語していたが、実は彼は女の子であった!

 

お別れが来た時、百鬼丸は、どろろに、「一度でいいから娘らしい綺麗な着物を着せたかったなあ」と、呟く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなた何様? 2018年 :著者 ナリ

この本を見たのは喫茶店だった。表紙が私の方を向いていて、「あなた何様?」と、書いてあった。

すごくぎょっとして、私は、ただのおばさんです、あやしい者ではありません、どうぞお許しください。それが、本であると気がつくまでに、数秒かかった。

ワテは、本屋には行かないし、情弱のババアなので、そんな本があるとは知らなんだね。

読んでいたお客は、すごくシュールな女であった。なるね、そんな事だろうて、心理学の情報を見ていたのね。いまをときめくナリ様が、何を言わんとしているか、チェック!というわけか。

 

早読みでざっと読んだが、印象に残ったのは、

ああ、困った困ったと頭を抱えているうちは、自分の本題の問題を解決しなくてもいいので、ズルズルと、その悩みにハマって悩みから抜け出せないのだ。

本当は、重要な悩みを解決するのが怖いのだ。というくだりであった。

問題をすり替えているのであると。

それが数年数十年と続くのが、引きこもりの心理であろうし、ワテも同じ事をずっと悩みつづけて

青春を失った部類の人間なので、後悔先に立たず、ということだ。

 

ただその問題は、恐ろしく大きく、手強く、肉厚であった。

一人の人間の知恵で、解決できる問題と出来ない問題があると思うのだ。

ワテには力も知恵も勇気もなかった。

だが今では、もう、終わってしまったことだ。

 

人をジャッジせずに、生きるのだ。これは呑気でいいね。でも隠遁者にはなれないよ。

お母さんを許すのだ。いつまでも子供のままでいるつもりかね。

そんな事をしていると、結局母親と同じ人間になってしまうのだ。ワテのことか!心を抉るようなお言葉。

生きている時間は少ないぞ、我慢したりしている暇はない。自分を大切にしてね。

 

現代のストレス時代に、忘れかけていた基本の基みたいなエッセイとなった。

きっと若い人に読んでもらうのが効き目があってよいだろう。

 

職場の悩み、家庭の悩み、お金の悩み、いろいろあって面白いことが書いてあったよ。

 

 

あなた何様?

あなた何様?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スッポコの隣町は実は大都会だった…2019年

まだ3回ほどしか行っていないあるお店。主人とは昨年行きました。娘とは6年前に行ったが、その頃は、オープンしたてで、濃厚で美味しいと思った。ちょっと濃厚すぎるかもと、心配だったけど、数年経って行ってみると、やはり変な方向の味へと変わっていた。

 

今日は日曜日とあって、混んでいた。中待ち7分でテーブルに案内された。

パッと見回すと、なんか全然、都会の人ばかりで、久々に、驚きました!

言葉が違うので、東京人だとわかるし、お顔が、もう普通の人と違うのです。

難しい本を読んできたのが、お顔にでている。

奥さんまでも、高学歴で、教授のような学究顔、  頭良いのが顔のニキビにまで現れている。

夫はすごいお金を稼ぐ、実業家か、医者か。

 

レベルが違う、暮らしが違う、ハイソサエティ、比類なく強い暮らしむき。

優しい旦那、本を読む妻。ギョッとする題名のほん!いやー好きにしてよね。

ただし、ここのご馳走は、どれだけうまいわけではなく、たぶんまずいほうであるよ。

若いカップルもそれなりにいいデザインの服を選んで来ている。トータル高そうな雰囲気だ。

よくもまあ、皆が同じようなレベルの服装で揃えて集ったものだ。同じ方向、同じレベル、これは多分、皆がネット情報で同じ方向に流れているのだろう。ふーむ。

 

 

まあ、ドリンクバーが無料だと知らず、どんなものかもわからず、店員にコーヒーを頼もうとしていた。

コーヒー飲み放題。わーい、しかもこのコーヒーうまいわ。え?有料だったの?

この店が、いつの間に、こんなハイクラスの人たちの溜まり場になっていたのか、全く知らなんだ。

ばあさんも上品な髪型にセットしているし、服も、かなりに上品目で、シックな見せ服である。

いや、すごいねえ。

だがしかし何か、偽物の塊(かたまり)という気もしたのだ。何故だろう。皆さんが寄ってたかって食わせ者かもと、思えるのだった。

私のような田舎者のひがみはシツコイですからね。

 

 

たまに町に出ても、マクドか、モスか、道なりにある店にポコンと入ってしまうスッポコ。

行動半径狭すぎなのでしょう。

 

本日は、都会に出てきたと、まざまざと思う日であった。

 

ところが、トイレに入った途端、流し方がわからず、トイレから出れなくなってしまった。

出てみると、洗面所で男の人がずっと必死に手を洗っているのだった。長時間すぎる。バカか。なぜ?と嫌な事が頭をよぎる。

料理の油か、機械工か、殺人の血か、様々に考えられた。男のズボンは、ヨレヨレで、なにがあったのだろうか。

 

それはともかく、高学歴、高水準の生活者たちがなぜこの店に集いたがるのか、謎でもある。

ザワザワした店内で落ち着けないし、グリーンは皆無、テーブルはうすい。

ウィークデイに行くと、トンチンカンなお客ばっかである。

 

味は大味で具材も大きく切ってる。味は、よくわからない味でまとめてあり、おいしいとかまずいの

水準とは別のところで作られてある。

 

そんな品を食べに、ハイソサエティが集まるのか?味のない食事をして、知らないうちに、ケムリのように消えてゆく沢山のお客たち、魔法でも見ているような感じだ。

 

とにかくトイレが使えないのと、隣の子供が、ドリンクバーでか、泡の出た飲み物を何度もお代わりしていて、あれはなんだったのかという疑問が、頭に残った。

 

わからないことだらけであった。

 

 

あなた何様?

あなた何様?