ダイアンキートンは、ロンドンで小さな洋風屋兼、雑貨屋を開いている女性でもう若くはない。初老も過ぎた寂しい独り者であった。
夫は死んだが、死後も浮気が許せず苦しんでいる。でもまだ綺麗じゃん!くよくよ悩むなよ。
暮らしているアパートではうるさい女ボスが皆を牛耳り皆小さくなっていた。
ある日、近くのブッシュというかヒースという丘のあたりに住むホームレスの男ドナルドに会う。
彼は、小屋を建て住んでいた。
彼は、自由を謳歌しているように見えた。誰にも縛られることのない暮らしぶりに、キートンは、強い憧れを抱いた。時々訪れて、話をしたり釣りをしたりして仲良く楽しむようになり、人生にハリが出てきた。
イギリスの美しい四季の移ろい。映画では美しいところばかりが切り取ったように描かれていて、違和感を覚えるようになった。
ホームレスにしたって、ヘラヘラ暮らして生産的な仕事がなかったら、人間性が潰れてしまいかねないのに、ホームレスは立派みたいに描かれるのにまたまた違和感。
ホームレス役は、ミスターメルセデスの刑事ホッジスのひとでした。どっかで見たことあると思った。
違和感だらけであったが、ダイアンキートンという人は、おしゃれで通った人らしく、独自のファッション感覚があるらしい。本も書いているので、読んで見ることにした…。