スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。映画の感想を書いていきます。(^o^)

ダンサーインザダーク 2000年 デンマーク映画 ビョーク主演 ラースフォン トリアー監督

つまりこれビョークのミュージカル。でも基本、ダンスと言っても目が悪いから思いっきり踊れないのだ。しかも悲惨な作品という噂は、どこからきたのかな。後半の状況が、、絶望的なストーリーになっていくのが怖いからだと思う。
ビョークって名前は「病気」を連想するし、顔はどう見ても日本人顏で、田中裕子にも似ているのが奇妙だ。主人公は子供も産んでるのに、子供の様なベビーフェイスであり、コケティッシュな彼女の魅力を見せつける映画かな。でも歌声は、やっぱ、プロの歌手かなあと感心しつつ引き込まれた。大体、変わった声で変わった歌を歌う人で知られている、自分だけの世界を歌っている。その歌に皆が共鳴する。
話の筋は、遺伝性の盲目の病だが、明るく強く生きようとするビョーク。彼女には一人息子がいてその子のためにも背筋を伸ばして負けずに生きようとする。
あの目の見えないメイクはどうやってしたのだろうか。いかにも目が悪そうにに見えるメイクなのか、素顔のビョークなのかわからない不思議なメークであった。ビョークの意見が随分入っていそうな特殊な顔である。つまり粉飾されているのである。それはビョークの意思で思いの通りになっていて、観客はビョークの本当の姿を追い求めて、ビョークのもとに群れ集まるという目的を果たしている。ファッションも、さりげに変わった布地であり、凝っている。直線服で、幼稚さを出している。
そこまでスッポコがこき下ろすこともないのだが、ビョークの思惑ぐらい見破れるぞ。
息子も同じ病気でやがて盲目になるの分かっていた。手遅れになる前に手術を受けさせたい一心で、昼も夜も工場で働くのだった。
やっとお金も貯まったが、それをある男に取られ、あやまって、その男を撃って殺してしまう。
打たれた男は、結構有名な男性俳優だったので、これもエッと思った。もっとチンピラみたいなのでもよかったのに。配役ミスである。友情出演だろうか。
待っているのは死刑判決であった。自己弁護もできず冤罪のままで無抵抗であった。それに彼女は、死んだ男の妻の立場を考え、カネを取られたことは黙っていた。初めに拳銃を向けられたことも黙っていた。
とうとう、死刑の日がやってくる。この辺りから、なぜかとても冷たくぎこちなく写実的であり、空想的な前半とは質が違ってくる。急に執拗な監獄シーンで鉄格子などが映り、絶望するビョークの演技も急にリアルになってゆく。処刑場行くときに、震えて泣いて、足が立たなくなるなど、そこまでする意味ないと思うが。警官に励まされて、処刑場まで歩く彼女。ただ、スッポコは、こんな事を「励まされる」のだけはイヤだなあと思うのだった。観てる方も結構落ち込むし、書くのも怖い状況となる。
良き友人役には、なぜかカトリーヌドヌーブが出ている。エッて感じである。
ドヌーブらが見守る中、
最後は自分の貯めたお金で、息子が目の手術が成功したとしたと聞いて、心から安堵して、あの世へ旅立ったビョークママであった。

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